目次

おまけ

目指せ最強のeMacプロジェクト


いきなりですが嘘です。そんなもの全然目指してません。
でも普段使う環境はできるだけ良いものにしたいと思うのが人情じゃないですか?
という事でこの度eMacに少々手を加えまして、ここではその記録を残しておこうと
思ったわけです。

さあここを見て、みんなもeMacのHDDを換装だ!!

もう生産されてないけど


(注:これ書いた時は生産されなくなってました)


1. 下準備

何をするにも準備は大切です。まずは最悪起こるかもしれない不慮の事故に備え、
HDD内の必要なデータをバックアップします。内臓している40GBと外にある120GB。
今回の目的はこの二人を入れ替える事なので、とにかくどっちにも同じデータを入れて
おきましょう。こうすればどっちかお亡くなりになっても大丈夫です。
もちろん二人とも助けますが。


参考文献を用意。
ちょっと前のMacPeopleという雑誌の付録CD-ROMにあった、eMacのHDD換装方法の
ページをプリントアウトしたものです。正直こーゆーのがなかったら、eMacバラそう
なんて気分になるはずがありません。ありがとうアスキー。

もちろん必要なのはそれだけではありません。



eMacはなぜか外装が六角ネジで止まっているので、かなり昔に100円均一で購入した
六角回しの出番です。六角大王ではありません。備えあれば憂いなし、ですね。

2. レッツ作業

まずはパソコンラックに鎮座しているeMacさんを大地に引きずりおろします。
お、重い・・・。
さすがは一体型、ブラウン管の重さが半端じゃありません。
先ほどの手順書を見ると、

重いので二人で持つようにしましょう

ふ、俺にはeMacの移動を手伝ってくれるような仲間は居ないのさ。
自分の身は自分で守るのが漢ってもんなのさ。



eMac、大地へ。
この時点で既に残り体力は70%。つーかお前重すぎだろ!

気を取り直して外装のパージに着手。
左面に2つ、右面に2つ、上面に2つ、底面に5つのネジ。
ここだけで11個?!マジっすか奥さん!?



ともあれチョバムアーマーをパージ。すげぇよ。なんか超メカニカルだよ。



角度を変えてもう一枚。つーかなんか、核弾頭って言っても通用しそうな
感じですね。ひとしきり眺めてから作業再開。

3. 続・レッツ作業

つーか剥がした外装の裏を見てビビりました。



こ、焦げてるよママ!!

煤けてるだけでしたが、こいつの熱はかなりのものだと言う事がはっきりと
分かった瞬間です。つーかいつもファンの音がうるさいもんなぁ。もっと
静かに回れよ!って思ってたけど、そうしたら燃えるのかも知れないなぁ。
そんな危ない橋を渡っていたとは露知らず、でした。


ここがメモリスロット。ここだけなら底面のネジを一つ外すだけでアクセス
できます。そーゆーところは親切設計。まあ普通はeMacバラそうなんて人は
いないんだろうけどさぁ。

4. はじめましてHDD

ファンを外し(ネジ*4 コネクタ*2)
スピーカを外し(コネクタ*1)
放熱メッシュを外し(ネジ*5)
基幹であるインナーユニットを外し(ネジ*9 コネクタ*1)
ようやく僕らの前に姿を現したHDDユニット。



なんか湿布が貼ってあります。

手順書によると、これはシリコンシートなんだって。こいつがヒートシンクに
触れる事によって、放熱の作用を強化しているらしい。
そう言えばこいつ、至る所に放熱フィンが出ています。熱対策に関しては、かなり
力を入れたんだなぁと感心してしまいました。

その分うるさいんだけど。

5. HDD換装、そして

インナーユニットからHDDを取り外すのに、さらにネジ*7、コネクタ*2。
特にHDDの電源はかなりきつい。指がへこんで泣きそうになったので、仕方なく
ペンチでぶっこ抜きました。
40GBのHDを120GBと交換し、湿布も貼り直して接続。

さあ、後はさっきと逆の手順で組んでいくだけだよママ!




こんなの組めないよママ。




多すぎだよママ。

じゃあ仕方ないから今日はここまで。明日の朝になったらきっと妖精さんが
なんとかしてくれるよ!アハハハハ〜!

なかば真剣にそんな事を考えながら、明日になったら確実にどれがどのネジか
忘れるので、泣きながら組み直しました。

6. プロジェクトX



そこには、3倍の容量を得たeMacの姿が・・・。
思い起こせば数々のドラマがあった・・・。

ダメ!このままじゃネジ山が潰れちゃう!!
ふっ、ここにネジが落ちたら、サルベージは不可能だな
こいつ・・・なぜはずれない!?
切れたときの事など、切れてから考えろ!!

戦いは終わった・・・。
後はただ、休むのみ・・・。

7. その後

実はアクセス音がカリカリうるさくなったんですが・・・。
まぁ元々ファンがうるさいから、もう音なんかどうでもいいか。

ちなみに、冒頭紹介したMacPeopleのおまけPDF(eMacのバラし方)、見てみたい!と言う人がいましたら個人的に差し上げます。
著作権はMacPeopleっていうかアスキーにあるんだろうから、あくまで個人的にと言う事で、ご連絡は「eMacばらしたいよ係行」連絡先まで。

上記に関する受付は終了しました。 -->



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